腰の重さ、首から肩甲骨まわりのつらさ。
「いつものこと」で済ませていませんか?
長く座ったあと、立ち上がると腰が重い。
一日の終わりには、首すじから肩甲骨まわりまでこわばっている。
くつろぎたい時間にも、体のつらさが気になってしまう。 そんな毎日に、ストレッチや運動を取り入れる意味を、研究から考えてみましょう。
ストレッチは、気分転換だけのものではありません。
体を伸ばしたり、動かしたりする習慣は、 痛みや日常生活の動きやすさについても研究されています。
研究で使われた運動の内容や期間、参加者の状態を知ることで、 日々の体との向き合い方を考えるヒントになります。
首・肩の痛みを対象に、4週間のストレッチを検証。
首や肩に慢性的な痛みを抱えるオフィスワーカー96人を対象に、 ストレッチプログラムの効果を調べた研究があります。
4週間後、ストレッチを行ったグループは、比較対象のグループよりも、 痛みや首の機能などで大きな改善を示しました。 [1]
この研究は、継続的なストレッチが、首・肩の痛みへの対処の一つになり得ることを示しています。
首だけでなく、肩甲骨まわりにも目を向ける。
首の痛みがある30人を対象にした別の研究では、 6週間にわたり、首を中心とした運動と、それに肩甲骨の安定化運動を加えたプログラムを比較しました。 [2]
両グループで、痛みや生活上の支障の改善が報告されています。
首のつらさを考えるときには、肩甲骨まわりも含めた運動に目を向けることが、一つの視点になります。
腰の痛みについては、249件の研究をまとめた検証も。
2021年のコクランレビューでは、慢性的な腰痛に対する運動療法について、 249件の研究、計24,486人のデータを検討しました。
運動療法は、無治療・通常のケア・プラセボと比べて、 慢性的な腰痛を軽減する可能性が高いと結論づけられています。 [3]
このレビューでは、さまざまな運動プログラムが検討されています。 自分に合う運動習慣を考えるうえで、参考になる結果です。
ヨガホイールを使った運動では、柔軟性や生活の質にも着目。
25〜45歳の働く女性42人を対象とした研究では、 ヨガホイールを使うグループ、トレッドミルで走るグループ、通常の生活を続けるグループを比較しました。
運動は8週間、週3回、1回60分。
ヨガホイールのグループでは、開始前と比べて柔軟性や腹筋力が改善し、 生活の質の評価にも良好な結果が報告されました。 [4]
大切なのは、強く伸ばすことより、自分に合う運動を続けること。
これらの研究に共通するのは、一定期間、計画的にストレッチや運動へ取り組んでいることです。
一度深く反らせばよい、痛みを我慢すればよい、という意味ではありません。
体の状態に合う動きを選び、無理のない範囲で取り組むこと。
まずは、自分の体と向き合う時間をつくってみませんか?
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Maru-AonFit™を詳しく見る本記事は研究内容の紹介であり、効果や症状の改善を保証するものではありません。 個人差があります。痛みやしびれが続く場合や、症状が悪化する場合は、 医療機関にご相談ください。
参考文献・関連研究
研究タイトルは内容を分かりやすくするため日本語に訳しています。原文はリンク先でご覧いただけます。
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首の痛みがあるオフィスワーカーに対する、首・肩のストレッチプログラムの効果
Tunwattanapong ほか/2016年
慢性的な首・肩の痛みがある96人を対象に、4週間のストレッチプログラムを検証した研究です。
研究原文を見る -
非特異的な首の痛みに対する、首と肩甲骨に着目した運動トレーニング
Yildiz ほか/2018年
首の痛みがある30人を対象に、首の運動と肩甲骨の安定化運動を6週間比較した研究です。
研究原文を見る -
慢性的な腰痛に対する運動療法
Hayden ほか/2021年/コクランレビュー
249件の研究、計24,486人のデータをまとめ、慢性的な腰痛に対する運動療法の効果を検討しています。
研究原文を見る -
働く女性の体力と生活の質に対する、ヨガホイール運動とトレッドミル走行の効果
Tabtong・Peepathum/2022年
25〜45歳の女性42人を対象に、8週間の運動による柔軟性、筋力、生活の質の変化を調べた研究です。
研究原文を見る